今年1月末に発売されたグローバルシャッターのソニーα9 III。YouTubeで関係動画をいくつか見て、凄いカメラだと思った。高感度がやや弱い、価格が高いと言う弱点はあるものの、かなり売れる予感がした。ところが、価格COMで見る限り、私が予想したほどではない。
スポーツや動物撮影の分野は、動体を撮るので、歪みが出ないのは重要な要素。その事が、それ程評価されていないのかも知れない。また、少々歪むのに慣れてしまって、歪まない事にお金を投入しないのかも知れない。
風景撮影中心の人から見れば、α9
IIIの2460万画素と言うのは、もの足りないのだろう。少々の歪みがあっても、高画素機を望むのだと思う。また、完全なグローバルシャッターでなくても、ほぼ歪まない機種がすでに幾つも市場にある。よって、高画素のそうした機種を選択しているのだろう。
α9
IIIが発表された時、カメラの価値基準がグローバルシャッターになると思った。だが、世の中は、そんなに単純ではない。プロカメラマン、カメラ愛好家は、それぞれが多様な価値基準を持っている。歪まないは、絶対的な価値ではない事に改めて気が付いた。
今日の写真は、シジュウカラ。ここの所、シジュカラをよく見かけるようになった。人を恐れず、近くにやって来る。
動画は、ショート。コンクリート護岸の壁を上りながら、虫を探し捕食するシーンである。
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