パナソニックではG9IIを、静止画のフラッグシップ機と位置付けているものの、かなり動画を重視した機種である。動画機とまでは言わないが、動画と静止画のハイブリッド機であることは間違いない。動画機のGH6が、時間的に間に合わず搭載できなかった機能を、背負わされていると思う。
それは、作戦なのか?開発や発売時期のズレによるものなのか?よく判らない。結果としてそうなっている。一つは、像面位相差AF。そして、低ISOでのダイナミックレンジブーストが働くセンサーである。時間的に遅かったG9IIには、像面位相差AFと改良されたセンサーも搭載されている。
これによって、G9IIにはGH6とほぼ同じ動画機能が搭載され、GH6の足りない所をカバーする機種になっている。また、バージョンアップで、レコーダーによるRAW動画さえも収録できるようになったのである。よって、特段の長回しを必要としない動画クリエイターに、かなり使用されていると思う。
私は、動画では生き物系のスローモーション動画を撮るので、重宝している所がかなりある。ただ、RAW動画やApple
ProResをはじめ、オーバースペックの動画機能も多い。そうしたリソースを、高速連写の画質向上や多重露光搭載など、もっと静止画用に向ける事が出来たのではないかと思う。特に、動画を撮らない静止画だけの人は、そう思っているのではないだろうか。G9IIは、GH6の不足部分を背負わされた不思議な機種になっていると思うのである。
今日の写真はシジュウカラ。少し暖かくなったためか、シジュウカラが活発に動き回っていた。
動画は、ショート。カワセミの動きを、300fpsで撮影したスローモーション動画である。
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