パナソニックのLUMIX部門とプロ用映像事業部門は、4月に統合して新たにスタートすると言う。ユーザーとしては、これを機に大いに飛躍して欲しい所である。ただし、映像事業部門の方が歴史があるので発言力が強く、LUMIX側の発想が否定されないだろうかと心配してしまう。
今や写真と動画の壁は、ほぼ無くなりつつあるものの、映像事業部門に写真の発想はないと思う。写真に対する理解は、LUMIX側だけだとすると、不安である。今でもLUMIXは、動画の発想が強いのに、より写真に対する理解が無くなると、ちょと危険である。
それは、杞憂であって欲しいし、たぶん杞憂だと思う。カメラは、本来写真を撮るためのものなので、そこから逸脱する事はないだろう。動画を得意とするGH6のような機種は、大いに更なる発展をしてほしい。ただし、G9IIのように静止画のフラッグシップ機として開発したものなら、もっとそこを研ぎ澄まして欲しい。
G9IIは、ほぼGH6に近い動画機能が入っているが、写真の側から見ると、リソースを動画機能に食われているように思えるのだ。特に、Ver.2.0でアップしたRAW動画は、要らない。カメラ内のシステムについて知識不足だが、動画用リソースを写真機能や写真画質の向上に使えないのかと思ってしまう。G9IIの販売が今一歩なのは、写真ユーザーがそう思っているからではないだろうか。4月の統合以降のLUMIXを注視したい。
今日の写真は、カワセミ。撮影地にやって来た雌である。サクラの枝に載って、雄に向かって鳴いているシーンである。
動画は、ショート。どういう訳か、カワセミのショートで一番視聴数が多いものである。
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