LUMIX G9IIには、20枚/秒と60枚/秒のSH高速連写(AFC)がある。シャッターを押す前も記録できるプリ機能があって、重宝している。野鳥の飛び立ちシーン撮りには、欠かせない。ただし、飛び立つ野鳥を補足し続けてはくれない。飛び立つ瞬間の野鳥は、高速なので追いきれないのだ。
それでも飛び立つ瞬間は、当然ピントは合っている。飛び立ってから外れるようである。このプリ記録高速連写は、静止画の鑑賞用はもちろん、動画としても活用できる。編集ソフトのタイムラインへ連写画像を並べておいて、1枚の表示時間を数秒に設定して書き出すのである。スローモーションにすれば、YouTubeのショート動画用に使うことができる。
残念ながらこのSH高速連写は、RAW記録があっても、センサーのダイナミックレンジブーストが働かない。たぶん処理が追い付かないからだろう。それでも、このブーストは、60fpsまでの動画なら働くので、20枚/秒のSH連写で働くようにできないものだろうか。何とか、バージョンアップで20枚/秒には、ダイナミックレンジブーストが働くように改良して欲しい所だ。
今年の1月下旬に発売されたソニーのα9IIIは、120枚/秒の高速連写ができる。これが、120枚/秒の連写で、野鳥でもしっかりピントを合わせ続けるのである。YouTubeで作例を見たが、グローバルシャッターで、かつこの連写精度は、破壊力抜群だ。キヤノンも負けている。G9IIは、とても太刀打ちできないものの、AF精度のバージョンアップで、そこに近づく努力をしてほしい。
今日の写真は、カワセミ。飛び立ちシーンをプリ記録で撮ったものである。プリ記録は、決定的シーンが撮れるので有難い。
動画は、ショート。カワセミの飛び立ちシーンを60枚/秒の高速連写で撮り、スローモーション化したものである。
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