自動認識AFはLUMIXでの名前で、広くは被写体検出と言う。各社で、微妙に名前が異なり戸惑う事がある。また、測距はどうなっているのだろうか?と考えてみたが、これもたぶん各社で微妙に異なるように思える。名前はともかくとして、自動認識はいったいどうやって測距しているのだろうか?
lUMIX G9IIのAFは、コントラストAF+空間認識AF+像面位相差AFをベースとしつつ、これに自動認識が被さっているので、単純に割り切れる測距ではないだろう。自動認識は、初代のG9の時からバージョンアップで搭載されたので、コントラストAF+空間認識AFの測距を使っているのは確かだろう。G9IIではこれに、像面位相差が重なるので、単純ではない。
G9IIの自動認識は、広範囲にキラキラ光るものがあると、作動が悪くなる。時には、全く作動しない事もある。これは、コントラストAFが苦手とするシーンなので、深く関係していると思う。もっと像面位相差が作動する領域が多くなれば、自動認識そのものももっと良くなるのだろうか。
人間の心理は不思議なもので、自動認識ばかりを使っていると、その働きが悪いとつい不満が出てくる。有難い機能だと思っていたのに、不平不満が噴き出すのである。まあ、技術の進歩は、そうした不平不満を解消する事で進歩してきたわけなので、我慢を強いる事はない。悪いと思う点は、指摘する事が正義だと思いたい。
今日の写真は、カワセミ。いきなり目の前に飛んで来たもの。慌てて撮ったので、高感度になったが、予想以上にきれいに撮る事が出来た。
動画は、ショート。撮影地に急に現れた雌のカワセミが、雄の枝に止まっているシーンである。ゆっくり風に揺れていた。
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