2018年10月9日火曜日

パナソニックのレンズ開発

多摩川のブルーアワー写真

高性能な一眼カメラの交換レンズ。このレンズの心臓部と言うべきレンズが、非球面レンズである。カメラ好きでも、知らない人が多いのだが、実はパナソニックこそ、この非球面レンズを研究開発して、世界的に供給しているメーカーなのである。パナソニックの非球面レンズは、当初からガラスに拘って研究開発されたものだという。

パナソニックがレンズの研究を始めたのは、1970年代から。CDプレーヤーやビデオカメラ用のレンズを内製するために始めたものらしい。大企業は、部品を社外から調達するイメージがあるが、伝統的にパナソニックは大事な部品は自社開発しているという。非球面レンズを使ったビデオカメラNV-S1を1990年に発売し、大ヒットさせているのである。

非球面レンズは、山形県天童市で生産されている。ここに、提携しているライカの会長が訪れ、製造工程や製品を見て高い技術水準に太鼓判を押したという。それは、2003年1月のことであった。2003年1月29の日経産業新聞にその事が報じられている。

パナソニックが、一眼カメラに参入した頃は、電気屋のカメラだと揶揄する愚かな人もいた。何処かの掲示板には、未だにそう言う偏見を持った人が表れるから笑ってしまう。パナソニックのレンズ開発の歴史を知れば、偏見は氷解するだろう。気になる方は、下記リンクからどうぞ。
〇 カメラレビュー   季刊誌 カメラレビュー(朝日ソノラマ)の記事を転載したブログ。
          下の方に2003年1月29の日経産業新聞の記事もある。
〇 本の紹介ブログ     パナソニック・スーパーレンズ研究会が書いた非球面
          モールドレンズに挑むを紹介したブログ。


アップ写真は、朝焼け写真の撮影に出掛けて撮ったもの。肝心の朝焼けは、イマイチだったが、ブルーアワーを撮る事ができた。晴天過ぎると、雲がないので空が焼けない。夕陽もそうだが、朝焼けも少し雲があった方がダイナミックなものになる。天候を見極めるのは難しいが、また挑戦してみたいものだ。

(写真はクリックで拡大)

早朝の橋写真
多摩川の夜明け写真
『撮影DATA』

焦点距離:13mm(35mm換算26mm)
シャッターS:1/200
F値:6.3
ISO:3200
露出プログラム:マニュアル露出

使用カメラ:LUMIX DC-GH5
使用レンズ:LUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6
『撮影DATA』

焦点距離:14mm(35mm換算28mm)
シャッターS:1/200
F値:6.3
ISO:1250
露出プログラム:マニュアル露出

使用カメラ:LUMIX DC-GH5
使用レンズ:LUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6

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