2018年10月14日日曜日

野鳥撮りとセンサーサイズ

草の茎に止るカワセミの写真

マイクロ4/3は、野鳥撮りに適したフォーマットだと思う。特に、LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4.0-6.3を手にしてから、その事を強く実感している。手持ちで35mm換算800mmを振り回せる有難味を日々感じる。コンデジなら1000mmを超えるものもあるが、残念ながら画質が伴わない。


では、マイクロ4/3が無敵かというと、やはり高感度は今一歩と言えよう。明るい場所でのISO6400なら、破綻も少ないものの、暗い場面ではディティールが失われ、ノイズも増える。野鳥撮影を、いつも好天候下で行う訳ではないので、ISOが上がりすぎて、時々悔しい思いもする。

以前、高感度対策としてフルサイズ一眼レフ+エクステンダー1.4+400mm/F5.6で撮っていたこともある。しかし、結果としてそれを常用することはなかった。大きさ、重さがやはりネックになったのである。

開発発表されたLUMIX S1&S1Rは、大いに興味がある。だが、野鳥撮影と言うジャンルに限ると理想ではない。レンズを含めた大きさ、重さがネックになる事に変わりはないだろう。一番いいのは、マイクロ4/3センサーの大幅な能力アップである。ISO12800が常用できるような、そんな夢のセンサーは出来ないものだろうか。


アップ写真はカワセミの飛立ちシーン。LUMIX DC G9の電子シャッター「SH2 PRE」20枚/秒連写で捉えたものである。いい場面を撮る事が出来たのだが、残念ながら写真としては、イマイチ。実は、暗い曇天かつ川底なので、そのまま高速で撮ると、感度が25600にもなってしまうので、露出をー1.3してISO6400で撮ったのである。ソフトで明るく補正してみたものの、ピクセル等倍で見るとディティールの損失が大きいのだ。

(写真はクリックで拡大)

カワセミの飛立ち写真2

カワセミの飛立ち写真2

『撮影DATA』

焦点距離:264mm(35mm換算528mm)
シャッターS:1/1600
F値:6.3
ISO:6400
露出プログラム:マニュアル露出

使用カメラ:LUMIX DC-G9
使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3
『撮影DATA』

焦点距離:400mm(35mm換算528mm)
シャッターS:1/1600
F値:6.3
ISO:6400
露出プログラム:マニュアル露出

使用カメラ:LUMIX DC-G9
使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3

0 件のコメント: