2018年10月23日火曜日

カメラ雑誌のフォトキナ報道 その3

ダリアに止る赤トンボの写真

今年のフォトキナの主役は、フルサイズミラーレスだった。多くのカメラ雑誌は、こうしたフルサイズへの流れを認めつつも、果たして何でもフルサイズなのか?と疑問を投げかけている。確かにフルサイズだけがカメラではない。しかし、常にカメラ史の中心に、35mmフルサイズがあった。


現代のデジタルカメラの写りは、マイクロ4/3でもAPS-Cでも、35mmフイルムの解像力をとうに越えている。よって、撮影においてフルサイズセンサー機を使う必要はないのかもしれない。ただ、35mmフイルムと同じ大きさのセンサーがある以上、それを使ってみたいと思うのはカメラマンの自然な気持ちだと思う。

たとえ、センサーの小さい機種で写したものと、フルサイズで写したものの結果があまり変わらなくても、より大きなセンサーで写してみたいと思うことだろう。では、中判を選ぶかとなると、そこまでは要らないと思うのが、現代のカメラマンの思考ではないだろうか。

単純にフルサイズがすべてではないが、あえて小さなフォーマットを中心に使うプロカメラマンが少ないように、多くのアマチアも、いつかはフルサイズの想いを捨てきれないのではないだろうか。


アップ写真は、昨日に引き続いて神代植物公園で撮影したもの。左側はバラの花のアップ、右側はバラ園のスナップである。

(写真はクリックで拡大)

赤いバラの花の写真
バラ園のスナップ写真
『撮影DATA』

焦点距離:100mm(35mm換算200mm)
シャッターS:1/500
F値:5.3
ISO:200
露出プログラム:絞り優先

使用カメラ:LUMIX DC-G9
使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3
『撮影DATA』

焦点距離:107mm(35mm換算214mm)
シャッターS:1/250
F値:4.1
ISO:200
露出プログラム:絞り優先

使用カメラ:LUMIX DC-G9
使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3

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