ついに中国企業が本格的にカメラ業界に進出。それがDJI Ronin 4Dである。これは、映画製作用のシネマカメラなのだが、フルサイズ、三脚不用、手持ち自在、6K、8Kなのだ。これまでのカメラの概念を根底から変えるシロモノなのである。シネカメラを席巻するかもしれない(文末にリンクあり)。
DJIと言えば、ジンバルやドローンで有名な中国メーカーである。高度な制御技術を持っている企業だ。それが、複雑な4軸のジンバルにフルサイズカメラを合体させ、DJI
Ronin
4Dを作ったのである。動画で、その撮影例を見ていると、一切のビデオカメラ、カムコーダー、一眼カメラはすべて負けるだろう。
動画撮影で、ジンバルは中国製、カメラは日本製と言う住み分けは、もう通用しない。日本のカメラメーカーは、ジンバルやドローンを正面から研究、開発してこなかった。この先、一切を中国製に席巻される可能性があるのだ。シネカメラ分野で使われているLUMIX S1Hなどは、立ち位置が厳しくなるかもしれない。
日本の各カメラメーカーは大いに危機感を持ってほしい。何だ、たかがシネカメラじゃないかと言う見方は間違っている。DJI
Ronin
4Dの技術は、小型化され家庭用ビデオカメラの世界にも及ぶと思う。フルサイズのカメラも作れるのだから、静止画の世界も席巻する可能性がある。日本メーカーが何もしないと10年後には、中国がカメラ王国になるだろう。
今日の静止画も、昨日と同じ公園で撮ったもの。秋晴れの空にススキがよく映える。清々しい気分になる。
(静止画はクリックで拡大)
『撮影DATA』 焦点距離:29mm シャッターS:1/60 F値:14.0 ISO:400 露出プログラム:絞り優先 使用カメラ:LUMIX DC S5 使用レンズ:LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 |
『撮影DATA』 焦点距離:53mm シャッターS:1/60 F値:14.0 ISO:160 露出プログラム:絞り優先 使用カメラ:LUMIX DC S5 使用レンズ:LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 |
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