カワセミは、渓流の宝石と言われる。誰でも一度は撮りたいと思うものの、なかなか出会えない。カワセミは、緑豊かな渓流に生息していると思い込んでいるからだと思う。ところが、カワセミは意外にも身近な所にいる。大都会の東京23区内にも棲息しているのだ。
ネットで「東京のカワセミ」と検索すると、いろいろ出てくる。すべてがネットに出ているわけではないので、きっと知られていない生息場所がもっと多くあるだろう。
歴史的に見ると、昭和30年代、40年代前半は、高度経済成長期の公害の時代。環境が犠牲になった時代で、カワセミの生息環境は汚染され、たぶん東京23区からほとんど姿を消していたと思う。そして、昭和の終わりから平成に至って、多くの水環境の整備が行われた。この結果、カワセミが生息場所を広げたのだと思う。
私の近所の河川も、昔は水もほとんど流れていなかった。それが、いつの間にか整備され、水が流れている。この結果、3面コンクリートの都市河川だが、いつの間にかサギが舞い降り、カワセミが生息する場所になったのである。カワセミにとって、決してよりよい環境ではない。それでも、人工物に囲まれながら逞しく生きている。
今日の静止画は、散歩エリアで撮ったカワセミ。人工物に囲まれながら逞しく生きている。生き物は、一定の条件さえ整えば、生きられるものだと感心してしまう。
動画は、カワセミ探しのポイントと題して、昨日YouTubeにアップしたもの。カワセミ探しについて、経験談を話してみたものである。後には最近撮影したカワセミの動画と静止画も入れている。
(静止画はクリックで拡大、動画は全画面表示可能)
『撮影DATA』 焦点距離:400mm(35mm換算800mm) シャッターS:1/1000 F値:6.3 ISO:3200 露出プログラム:絞り優先 使用カメラ:LUMIX DC G9 使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 |
『撮影DATA』 焦点距離:各々 シャッターS:各々 F値:各々 ISO:各々 露出プログラム:絞り優先 使用カメラ:LUMIX GF 90 使用レンズ:LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 |
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