マクロレンズや望遠レンズ等には、レンズにフォーカスリミッターが付いている。初心者の頃、この機能を全く知らなくて、使いこなせていなかった苦い経験がある。野鳥撮りで多用しているLEICA DG 100-400mm / F4.0-6.3にも付いていて、この切替えは重要である。
フォーカスリミッターは、LEICA DG 100-400mm / F4.0-6.3の場合、レンズのマウント側にAF/MFスイッチ、手ブレ補正スイッチと同じ所にフォーカススイッチとして付いている。スイッチは、「FULL」と「5m~∞」である。「FULL」で使うと、最短撮影距離の1.3m以上でAFが合焦する。「5m~∞」では、5m以内ではAFが合焦しない。
素人考えでは、「FULL」で使えばいいやと思うかもしれないがそれは間違いである。20mくらい離れたものを常に撮るのなら、「FULL」でも「5m~∞」でも大きな違いはないが、数メートル先のものから遠方の被写体に変えたとき、「FULL」はAF速度が遅くなったり、迷う事があるのだ。距離を見極め、まめにスイッチを切替えたい。「FULL」は、5m以内で使う方がよい。
アップ写真は、トビの飛行シーン。野鳥の飛行シーンは、原則「5m~∞」で撮っている。たまに5m以内に来る場合があり、こういう時は素早く切替える。何んだか合焦が悪いなと感じたらリミッタースイッチを確認したい。ザックの出し入れで、スイッチが動いている事があるからだ。その日の撮影開始時に、チェックしておきたい。
(画像はクリックで拡大)
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『撮影DATA』 焦点距離:400mm(35mm換算800mm) シャッターS:1/1600 F値:6.3 ISO:1250 露出プログラム:マニュアル露出 使用カメラ:LUMIX DC-G9 使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 |
『撮影DATA』 焦点距離:318mm(35mm換算636mm) シャッターS:1/1600 F値:6.3 ISO:1250 露出プログラム:マニュアル露出 使用カメラ:LUMIX DC-G9 使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 |
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