8日の記事で、AFに影響があるものとしてレンズのフォーカスリミッターについて書いた。それにプラスして、AFの早さには、カメラの測光モードも関係している事を知っておくと役立つことがある。測光には、一般的に評価測光、中央重点測光、スポット測光の3つがある。
通常は、評価測光が疑うことなく使われていると思う。私も原則そうである。以前、カメラ雑誌で、あるプロがスポット測光を基準に使っている記事を見た事がある。そのプロは、スポット測光の使いこなし術を説明していたので読んでみたものの、マスターできなかった。
その後、野鳥の飛翔シーン撮影でスポット測光を使って驚いた。実は、かなりAFが早いのである。ビシバシAFが合焦するのだ。冷静に考えると、評価測光は、画面全体を測光しているが、スポット測光は、測光領域が狭いので、測光の判断が速くAFが早くなるのだと思う。現状、撮影対象の大小や状況によって、露出が暴れることがあるので、私は使いこなせていないが、興味のある方は一度試してみてはどうだろうか。
アップ写真の左側はニイニイゼミ、右側は羽化中のセミ(種類不明)だ。どちらも簡単に出合えないのだが、この日は巡り会ったのでビックリ。
(画像はクリックで拡大)
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『撮影DATA』 焦点距離:400mm(35mm換算800mm) シャッターS:1/640 F値:6.3 ISO:2000 露出プログラム:マニュアル露出 使用カメラ:LUMIX DC-G9 使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 |
『撮影DATA』 焦点距離:200mm(35mm換算400mm) シャッターS:1/640 F値:6.3 ISO:500 露出プログラム:SS優先 使用カメラ:LUMIX DC-G9 使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 |
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