先般中国のイベントで、パナソニックが8K動画の登載は時期尚早と話した記事の紹介に、カメラ情報サイトで批判が続出している。パナソニックの意見に賛意を示す意見はゼロ。そうした姿勢は、進歩を止めると批判されている。私もそう思う一人である。従来からパナソニックが、8K動画に懐疑的な話をしてきた事は知っているが、賛成できない。
それは、家庭用テレビに8K動画を映しても良さが実感できない。家庭に、8K動画を映すような大型モニターは普及しずらいので、次期尚早という意見だったと思う。確かにそうかもしれないが、多くの動画クリエイターは、8K動画があれば、トリミング耐性が高く4K動画化がしやすい事、静止画の抽出に便利なことなどを挙げている。
LUMIX
GH6では、6K動画から4K動画が作成できるメリットなどを謳っている。6K動画はよくて、8K動画がなぜ悪いのか、理解に苦しむところである。8K動画があれば、8Kのまま使わなくても、利用の仕方は幾らでもあると思う。私は、6K/4Kフォトのような8Kフォトを期待している。
どのメーカーにも言える事だが、ユーザー意見をしっかり聞いて欲しい。大手メーカーは、往々にして舵取りに柔軟性がない。一度決めた事だからと、間違ったことを繰り返す事がある。この8K動画は、すでにキヤノンやソニー、ニコンもやっている。パナソニックだけやらない理由は通用しない。動画のパナソニックとして取り組んで欲しい。
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