撮りたいものが、撮りたいように撮れるカメラ。一度被写体にピントを合わせると、自動的に合わせ続け、自在に撮影ができるカメラ。誰もがそいうカメラを望むと思う。と言っても、なかなかそれを実現するのは難しい。ひょっとして、大きさや重さに制限がなく、最新技術を詰め込めば、そうしたカメラはできるかもしれない。
ただし、そういうカメラは使っていて面白いだろうか。もし、カメラメーカーが撮る努力、撮る工夫もしないで、自在に撮れるカメラを作ったら、売れるだろうか。たぶん、当初はバカ売れする。そして、数年で中古市場には、そのカメラが山のように溢れるだろう。
我々ユーザーは、日ごろからAFが合わない、迷う、ノイズが多い、連写できない、色合いが変だなどなど、散々いろいろ文句を言っている。我々は、一体どういうカメラを求めているのだろうか。ひょっとして、上に書いた完璧なカメラだろうか。
実は、我々ユーザーはどういうカメラが欲しいのか?よく判っていないのかも知れない。たとえ、完ぺきなカメラが目の前にあっても、我々は「面白くない」と文句言いそうだ。カメラは、何か不完全だから面白いのだと思う。そして、撮る努力、撮る工夫があってこそ、自分らしい一枚が撮れるのだと思う。文句を言う前に、上手く撮る努力と工夫をしたいものだ。
今日の写真は、多摩川で撮影したコサギ。昨日に続いてフルサイズのS5で撮ったものである。うっかりシャッタースピードが遅いものの、向かって飛んで来るコサギを上手く捉える事が出来た。
(静止画はクリックで拡大)
『撮影DATA』 焦点距離:300mm(EXテレコン600mm) シャッターS:1/800 F値:5.6 ISO:100 露出プログラム:絞り優先 使用カメラ:LUMIX DC S5 使用レンズ:LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 |
『撮影DATA』 焦点距離:300mm(EXテレコン600mm) シャッターS:1/640 F値:5.6 ISO:100 露出プログラム:絞り優先 使用カメラ:LUMIX DC S5 使用レンズ:LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 |
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