野鳥写真で、どういうものが評価が高いのだろうか。撮り方は、人それぞれなので、一概に言う事は出来ないが、よく言われることに、アマチアは野鳥を大きく撮りすぎるという事がある。これは、フォトコンの講評でプロが同じことを言っていたので、記憶に残っている。
プロは、野鳥が生きている環境、状況を丸ごと撮るべきと言っているのだと思う。私もつい野鳥そのもの大きく撮りたくなる。これはアマチアの心理だ。美しい羽毛や体をしっかり綺麗に撮りたくなるのだと思う。
ただし、そいう写真は、野鳥を識別するための図鑑写真になる。雄雌の判定や羽毛を見るにはよいが、物語性が何もない。生きている環境を入れる、捕食しているシーンを広く撮る、飛び立つ所を広く撮るなどであれば、写真を見る側が勝手に物語を作って見てくれる。ところが、大きく撮られた写真からは、可愛い、綺麗と言う感想以外は何も生まれない。
たぶん、プロはそういう指摘をしたいのだと思う。野鳥の生きざま、生きている姿を撮れという事だと思う。プロのいう事は、よく判る。ただアマチアの心理も解る。折角うまく撮った野鳥が小さいと、撮ったよと自慢できないのではないだろうか。
今日の写真は、多摩川べりで撮ったスズメ。左はノートリだが、小さく撮るためにLEICA100-400mmを使いながら、焦点距離をあえて300mm(換算600mm)で撮ったもの。右は、左が小さすぎると思ったので、それをトリミングしたものである。結局、正解が解らない ^^;
(静止画はクリックで拡大)
『撮影DATA』 焦点距離:300mm(35mm換算600mm) シャッターS:1/1600 F値:5.7 ISO:1000 露出プログラム:絞り優先 使用カメラ:LUMIX DC G9 使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 |
『撮影DATA』 焦点距離:300mm(トリミングもの) シャッターS:1/1600 F値:5.7 ISO:1000 露出プログラム:絞り優先 使用カメラ:LUMIX DC G9 使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 |
0 件のコメント:
コメントを投稿