写真撮影の失敗とは、何だろうか。一般にはピント、露出、構図で語られることが多いが、ピントが一番大事だろう。野鳥写真でも全く同じだと思う。ただし、野鳥写真ではピントの判定が難しい。私は、ピクセル等倍の100%拡大で眼を目を見るようにしている。人によっては、羽毛の解像を見る人もいて、より難しくなる。
飛びものは、動体なのでシャッタースピードが遅いと、動体ブレを起こす。特に野鳥では翼がブレる。うっかり絞り優先でばかり撮っていると、動体ブレになる事がある。野鳥撮影では、シャッタースピードが変えられるSS優先かマニュアル露出モードで、シャッタースピードを意識する事が大事だ。
レンズのフォーカスリミッターの設定も大事だ。やはり撮影範囲を狭くして撮るのがよい。全域のFULLでは、タイムラグが大きくなる可能性がある。タイムラグは、微妙なピンボケにつながる。
どんな撮影でもタイムラグがある。人の反応、カメラやレンズの駆動で起こる。特に飛びもの撮影では影響が大きく微妙にブレた写真になりやすい。よって、野鳥が飛んでいる方向にカメラを振りながら「線」で撮る事が大事だ。衝突的に「点」で撮ると、カメラとレンズの重さのブレで、シャッタースピードを殺してしまう事もある。結果として微妙なブレに繋がる。
【今日の写真・動画】
今日の写真は、ダイサギが着陸したシーンを撮ったもの。付近にカワウがいて、少し面白いシーンになった。そろそろ多摩川では、アユが下りはじめ水鳥が活発に動く季節だ。
動画は、本文に書いたような内容を動画にしたもの。「失敗から学ぶ野鳥撮影」の1回目として動画にしたものである。ただし、2回目は少し先なるかもしれない。
(静止画はクリックで拡大、動画は全画面表示可能)
『撮影DATA』 焦点距離:400mm(35mm換算800mm) シャッターS:1/1600 F値:6.3 ISO:400 露出プログラム:絞り優先 使用カメラ:LUMIX DC G9 使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 |
『撮影DATA』 焦点距離:各々 シャッターS:各々 F値:各々 ISO:各々 露出プログラム:絞り優先 使用カメラ:LUMIX DC G100 ほか 使用レンズ:LEICA 9mm/F1.7 ほか |
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