2019年7月9日火曜日

カメラという不思議な箱 その2


不思議な箱の中には、写真表現のための多様なコントローラが詰まっている。デジタルカメラは、そのコントローラが上手く出来ているので、自在に遊ぶことが出来る。しかし、写真はどうしても写実と言う概念があるので、その縛りから抜け出せないように思える。


と言う私自身も、その写実の中でシャッターを切っている。過去に意欲的な前衛写真を何度か見たことがあるが、理解できるものではなかった。絵画の抽象画は理解出来ても、写真の抽象ものは、どうにも理解が及ばないのだ。やはり、写真は写実という考えがすり込まれているのかもしれない。

写真の写実の中にも、まだまだ表現されていない手法があると思う。カメラ雑誌のフォトコンページ等を見るとき、その可能性に気付く事も多い。あえて、抽象の世界に写真を持ってゆく必要はないが、所有しているカメラは多様な表現ができる不思議な箱であることを自覚したいものだ。


アップ写真は、何か面白い表現にならないかと思って、ちょと遊び半分で撮影したもの。左側はシャッタースピードを落とし、車を動体ブレで撮影し、右側はシャッタースピードを落とす共に、カメラ内のフィルターも使っている。これくらいのことで、何か得られるものではないが、遊び心を持つ事が大事ではないだろうか。

(画像はクリックで拡大)



『撮影DATA』

焦点距離:12mm(35mm換算24mm)
シャッターS:1/20
F値:3.5
ISO:3200
露出プログラム:絞り優先

使用カメラ:LUMIX DC-GH5
使用レンズ:LUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6
『撮影DATA』

焦点距離:12mm(35mm換算20mm)
シャッターS:1/20
F値:3.5
ISO:3200
露出プログラム:絞り優先(フィルター使用)

使用カメラ:LUMIX DC-GH5
使用レンズ:LUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6


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