2019年3月10日日曜日

CP+2019 相原プロのセミナー


デジカメWatchに、CP+2019で行われた相原 正明プロのセミナーがレポートされている。セミナーは、「S1Rが描き出す生命力・生命美」というタイトルで、LUMIX S1Rで撮影した画像を紹介しながら行われたという。実は、このセミナーを聞きたいと思っていたのだが、日程が合わずに参加できなかった。聞き逃したものなので、私にとってはとても有難いレポートである(文末にリンクで紹介)。



相原プロが、12月に北海道で行った撮影は、気温-15度とか-20度の中だったと言うから驚く。S1Rの耐低温は、仕様上ー10度なので、それを超えた環境で行われたことになる。苛酷な撮影に耐えたということなのだろう。
レポートに出てくる相原プロが述べている部分を箇条書きにすると、以下のとおりである。

〇持つ喜び、撮る喜びを感じるカメラであり、作品の完成度が上がる。
〇風の中で撮るには、カメラには一定の重さが必要である。
〇逆光、半逆光に強いカメラである。
〇フレアやゴーストは、ほぼ皆無。
〇ダイナミックレンジが広いので、白飛びがなくシャドウ部の階調もしっかりしている。
〇夜中に、ISO 1600〜3200でノイズリダクションなしで撮影したが、ノイズはほぼ見られず、AFも正確だった。
〇-20度の中で3時間以上撮影したが、トラブルもなくバッテリー交換もしなかった。

この他、相原プロは、今世界の若者は、原点回帰してモノクロに眼を向けている。世界中の美術館が収蔵している名作も、実はほとんどがモノクロである。などモノクロについて、興味深い話をされている。詳しくは、下記のデジカメWatchのリンクからどうぞ。
CP+2019 相原プロのセミナーレポート


アップ写真は、GH5のフォトスタイル「L.モノクロームD」で撮影したもの。メリハリのあるモノクロになるので、使いやすい。Dの付かない「L.モノクローム」の方は、ややシャドウよりの表現になる。2つのL.モノクロを、その場面に応じて使い分けると面白い。

(画像はクリックで拡大)

『撮影DATA』

焦点距離:30mm(35mm換算60mm)
シャッターS:1/1000
F値:6.3
ISO:200
露出プログラム:絞り優先

使用カメラ:LUMIX DC-GH5
使用レンズ:LUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6
『撮影DATA』

焦点距離:49mm(35mm換算98mm)
シャッターS:1/800
F値:6.3
ISO:250
露出プログラム:絞り優先

使用カメラ:LUMIX DC-GH5
使用レンズ:LUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6

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