コンパクトカメラには、高倍率ズーム機と言うジャンルがある。これがなかなか使えるカメラで、私もデジカメを始めた当初に使っていた。一時、高倍率ズーム機が進歩すれば、一眼レフはもう要らないのではないかと囁かれ、ネオ一眼と呼ばれることもあった。
実際には、そうならずにミラーレスが脚光を浴びる時代になった。とは言え、今でも高倍率機は、需要が多く一定のユーザーを抱えている。この秋にニコンが発売したCOOLPIX P1000は、その究極の姿のように思える。焦点距離は、なんと24mm~3000mmなのである。
高倍率ズーム機は、どうしてもセンサーが小さい故に、弱点がある。それが高感度や解像力に現われてしまう。しかし、今後センサー技術がより進歩すれば、1インチクラスのセンサーなら、高感度や解像力で納得できるものになるだろう。
今、1インチセンサーを搭載した高倍率ズーム機には、LUMIX DMC-FZH1やDSC-RX10M4がある。現在はそれ程人気機種ではないが、今後、有機センサー等によるセンサーの進歩があれば、その後継機は大きな注目を浴びる事になると思う。
アップ写真は、私が初めて買った高倍率のデジタルカメラ LUMIX DMC FZ30(800万画素)で撮ったもの(2005年秋撮影)。FZ30は、1/1.8型CCDセンサーを搭載したカメラで、焦点距離は35mm換算35~420mmであった。CCDなのに連写が3枚/秒できたので、連写に魅せられ買ったものである。当時、コンデジで連写できる機種はほとんどなかった記憶がある。今、写真を見ても背景は綺麗にボケているし、なかなかの写りをしている。
(写真はクリックで拡大)
『撮影DATA』 焦点距離:89mm(35mm換算669mm) シャッターS:1/400 F値:5.6 ISO:80 露出プログラム:SS優先(EXズーム使用) 使用カメラ:LUMIX DMC FZ30 |
『撮影DATA』 焦点距離:29mm(35mm換算218mm) シャッターS:1/400 F値:3.6 ISO:100 露出プログラム:SS優先(EXズーム使用) 使用カメラ:LUMIX DMC FZ30 |
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