動画のデータを静止画に使うには、撮影時のシャッタースピードが異なるので、難しい面がある。作品的な要素を加味しないものであれば、両方での利用は充分に可能だろう。
ただ、動画、静止画共に作品としてレベルを追求するなら、作品意図を含めて相容れない事が多くなってくる。
そうした意味においても、DC G9をPanasonicが静止画のフラッグシップ機と位置づけて開発した事は素晴しい。開発に当たっては、一から静止画の絵作りを見直したとも言われており、静止画に対する強い取り組み姿勢がみえる。
また、インタビューでは、LUMIX機を使用しているプロカメラマンの意見を聞きながら製品に具体的に反映したとある。G9のデュアルメモリカードスロットやカメラの上部に設けられたステータスLCDは、プロカメラマンの意見を反映したものだという。更に野生動物やスポーツ写真家の意見をよく聞いて製品作りをしたのだと述べられている。
アップ写真は、多摩川べりで撮影したスナップ。カメラはGH5であるが、G9の絵作りは基本的にはGH5の線上にあるものと思う。G9の静止画は、GH5から更に静止画向けにチューニングしていると思う。G9では、野鳥ばかり撮っているので、風景やスナップにも使ってみたい。
(アップ写真はクリックで拡大)
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『撮影DATA』 焦点距離:32mm(35mm換算64mm) シャッターS:1/500 F値:8.0 ISO:200 露出プログラム:絞り優先 使用カメラ:LUMIX DC-GH5 使用レンズ:LUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6 |
『撮影DATA』 焦点距離:12mm(35mm換算24mm) シャッターS:1/800 F値:7.1 ISO:400 露出プログラム:絞り優先 使用カメラ:LUMIX DC-GH5 使用レンズ:LUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6 |
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