動物認識は、飛びものや動き回る野鳥を撮るのに適している。今の季節なら、梅の花にメジロが集まって来るが、動き回る所を通常のAFで捕捉するのは結構大変なもの。特に花の間で動き回るメジロは、1点AFで正確に撮りたくなるので、より合わせるのが難しいのだ。
こうした時、動物認識をONにすると、1点AFの周りで認識AFがメジロを簡単に捕捉してくれる。あとは、シャッターボタンを押せば、簡単に撮影できる。通常AFで追い掛けていた苦労がウソのように簡単に撮れてしまう。労力は、従来の1/3以下ではないだろうか。
今各社は、この認識AFでかなり競っている。キヤノンは、早々にフルサイズからAPS-Cまで、主要な機種には全部入れている。マイクロ4/3では、パナソニックもOMDSも上位の数機種のみである。マイクロ4/3ユーザーを獲得するには、もっと中級機にも入れるべきではないだろうか。
G9IIの動物認識は、「体」だけ「体・瞳」の2つがある。私は作動がやや速い「体」だけを使っている。ところが、大型の野鳥が翼を広げると広範囲に認識枠が広がる。これは、あまりカッコよくない。動物認識には、頭部認識がない。よって少しやぼったい。この体認識は、頭部認識に変えるべきではないかと思う。
今日の写真は、本文に書いた動き回るメジロを動物認識で撮ったもの。これまで、梅の花に集まるメジロ撮りは、やや苦痛だったが、動物認識を使えば楽しさに変わる。
動画は、ショート。カワセミが少し高い所から水中にダイブするシーン。4K/120Pのスローモーション撮影を縦にトリミングしたものである。
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