昨年10月末からG9IIを使い始めて、3カ月が経った。使い初めに、動物認識の速い作動に驚き感動。そこからいろいろ難しいシーンも可能な限り動物認識で撮ってきた。かなり使えるレベルになったことを実感している。ただし、苦手なシーンもあり、まだまだ伸びしろは大いにあると思う。
動物認識は、気象条件がよければ、かなり小さな野鳥でも捕捉する。これは予想していた以上に小さなものでも捉える。ただ、小さな被写体では解像力が弱い。通常の像面位相差で撮る方が解像することが多い。その意味で、像面位相差はかなり優秀だと思う。画面の1/4程度に収まる対象では、動物認識と像面位相差共によく解像し遜色ない。
飛びものを撮るには、圧倒的に動物認識の方が使い易い。上手に使えば、かなり高速で飛ぶ被写体でも捉えることができる。ただ、カメラの設定に動物認識単独がないので、限界値が判らない。動物認識の作動が遅いと、像面位相差の方が働くので、把握するのが難しいのだ。
高感度耐性の判定はかなり難しい。動物認識、像面位相差に関係なく、ISO2000前後の画像が時にノイジーになる事がある。かと思えば、8000とか12800でも使える写真が撮れる事もある。何とも不思議である。たぶん、周辺の明暗による差なのだろう。現時点で、動物認識に点数を付けると85点位である。バージョンアップによる更なる進化を期待したい。
今日の写真は、像面位相差のテスト撮影で撮ったカルガモ。中央のカルガモにピントを当て撮ったものだが、よく解像している。
動画は、ショート。トビが魚を掴まえて飛ぶシーンである。残念ながら、カメラの設定にもたついて、魚を獲るところを撮影できなかった。
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