2022年7月27日水曜日

LUMIX G100の手ブレ補正とクロップ


昨日は、G100のクロップ倍率について書いたものの、肝心の動画の手ブレ補正によるクロップの説明をしていなかった。今日は、訂正を含めて、動画の手ブレ補正によるクロップについて書きたい。昨日紹介したクロップ倍率のうち、4Kの手ブレ補正なしは1.26倍で、FHDなら1. 0倍となっていたはずである。この手ブレ補正なしの倍率こそ、センサーサイズと撮影時の読み取り範囲の差で生じる基本のクロップ倍率である。つまり、G100は、FHDの時は基本のクロップなしで、4K撮影の時だけクロップが発生するという事になる。



つまりG100を三脚にしっかり取り付けて、FHDで撮るなら写真撮影時と同じ焦点距離で撮影出来ることを意味している。FHDは、センサー全体から読み出していると言う事だと思う。ところが、4K撮影の場合は1.26倍の焦点距離(24mmなら24×1.26=約30mm)になると言うことなのである。4Kは発熱等の問題で、センサー全体を使えないのだと思う。

G100は、小型ボディなので、残念ながら光学式のボディ内手ブレ補正を搭載していない。使用するレンズに搭載されているレンズ内補正だけである。ところが、動画を撮影する場合は、かなり強力な手ブレ補正が効く。これは、電子式補正と言われるもので、動画撮影時だけに働く補正である。撮影する前後の画像から、ブレを検出し周辺をトリミングして、ブレを抑えるものである。

昨日書き出したクロップ倍率のうち、手ブレ補正高では、4Kが1.79倍(24mmなら24×1.79=約43mm)であり、FHDが1.43倍(24mmなら24×1.43=約34mm)となっている。これは、小型カメらゆえに光学式のボディ内補正を搭載していないので、やむを得ない。通常のVlog用には使いづらいかもしれないが、私の様に野鳥撮影をするのなら、優位に働くことになる。


【今日の静止画・動画】
今日の静止画も散歩中に撮ったスナップ。スナップで9mm(35mm換算18mm)の画角も使い慣れると、もっといろいろ工夫できそうだ。

(静止画はクリックで拡大)



『撮影DATA』

焦点距離:9mm(35mm換算18mm)
シャッターS:1/400
F値:8.0
ISO:200
露出プログラム:絞り優先

使用カメラ:LUMIX DC G100
使用レンズ:LEICA  9mm/F1.7
『撮影DATA』

焦点距離:9mm(35mm換算18mm)
シャッターS:1/800
F値:8.0
ISO:200
露出プログラム:絞り優先

使用カメラ:LUMIX DC  G100
使用レンズ:LEICA  9mm/F1.7

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