2022年7月18日月曜日

真夏の多摩川でホオジロが鳴く


先日、ぶらりと多摩川に出掛けてみた。曇天とは言え、かなり暑い日だったが、川に出ると風があった。目的は、もちろん野鳥撮影である。以前から気になっている多摩川の瀬があって、この季節に何がそこに居るのか、確認しに行ったのだ。そこは、冬には沢山のカモ類が集まる。


辿り着いて瀬を見ると、いろいろな鳥がいるように見えた。近づいて詳しく確認すると、野鳥のほとんどは、ハクセキレイだった。また、大型の鳥は、カルガモだった。中にムクドリが混じって、岩に着いた虫を食べていた。もう、何処にでもいる野鳥たちで、ガッカリ。

こんなものかと、諦めかけた時、懸命に鳴く野鳥の声が聞こえた。シジュウカラかな?と思いつつ、近づいて鳴いている野鳥を発見。樹の上の方に止まり、懸命に鳴いている。鳴くと言うより、それは「さえずり」である。川で遊ぶ子供たちの歓声と共に、「さえずり」が響く。その鳴声の持ち主は、ホオジロだった。名前のとおり、ホホの部分の羽毛が白い。知らない人が見ると、スズメに見えるかもしれない。

ホオジロの「さえずり」は昔から、一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)と聞こえると言われている。確かにそう思って聞くと、そのように聞こえるから不思議だ。ホオジロは、ほとんどその場所を変えることなく、さえずり続けていた。多分10分以上さえずっていたのではないだろうか。瀬を確認した時は、今日も不発かと思ったが、ホオジロに救われた。


【今日の写真・動画】
今日の写真は、本文で書いたホオジロがさえずっている所で、写真として撮ったものである。冒頭写真もホオジロだが、動画から切り出したものである。
動画は、本文で書いたことが、そのまま動画になったもの。後半の後ろの方では、ホオジロの「さえずり」をたっぷり聞くことができる。

(静止画はクリックで拡大、動画は全画面表示可能)



『撮影DATA』

焦点距離:400mm(35mm換算800mm)
シャッターS:1/800
F値:9.0
ISO:400
露出プログラム:絞り優先

使用カメラ:LUMIX DC G9
使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3

『撮影DATA』

焦点距離:各々
シャッターS:各々
F値:各々
ISO:各々
露出プログラム:各々

使用カメラ:LUMIX DC G9ほか
使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3

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