一眼レフのミラーを使って、撮影素子とファインダーに光を送る機構は、大きくて複雑。他に方法はないのか?と模索され、ミラーレス一眼が生まれた。作ったのは、電気屋のカメラと揶揄されたパナソニックである。1号機のLUMIX DMC G1は2008年10月31日に発売されている。カメラ史に残る画期的な事なのだが、当時の評価は低かったかも知れない。
確かこのG1は、小型軽量な女性が使うカメラとしてCM展開をしていたと思う。CM女優に樋口可南子さんが起用され、「一眼あそばせ」は、有名なキャッチコピーになった。新宿駅地下に、その時のCMポスターが一斉に貼られていた記憶がある。その頃、私はキヤノン
EOS 40Dを使用していて、やや冷ややかに見ていたかもしれない。
実はこのG1には、今では当たり前の動画撮影機能がなかった。動画機能が搭載されたのは、翌年6月に発売されたGH1からである。GH1は、現在主流になっている写真撮影と動画撮影が一台のカメラでできる元祖なのかもしれない。
今、カメラ各社は、大きくミラーレス一眼へ舵を切った。その理由は、やはり動画撮影が容易にできるからだと思う。そして、写真と動画の境が徐々に無くなりつつある。写真の連続が動画という感覚が理解されつつあるのだ。さてこのまま、ミラーレス一眼は写真と動画のハイブリッド方向へ進化を続けるのだろうか。いや、世の中の進化は、分化である。とすれば、ここから写真と動画に再び分化するのだろうか。
今日の静止画は、6Kフォトプリ連写で撮ったカワセミの飛び立ちシーン。ピントは甘いものの、上手く動きを捉える事が出来た。
動画は、今日YouTubeアップしたもので、長く愛用しているLEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3のレビューをしたものである。
(静止画はクリックで拡大)
『撮影DATA』 焦点距離:280mm(35mm換算560mm) シャッターS:1/800 F値:5.6 ISO:2500 露出プログラム:SS優先 使用カメラ:LUMIX DC G9 使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 |
『撮影DATA』 焦点距離:各々 シャッターS:各々 F値:各々 ISO:各々 露出プログラム:各々 使用カメラ:LUMIX DC GF90ほか 使用レンズ:LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6ほか |
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