ほとんど欠点のないS5。ただ、改善ヶ所を何も書かないわけにはいかない。現時点で思うところを書いおきたい。一つは、グリップである。よくできたグリップだが、ボディの大きさがほぼ近いG9に触った後、S5を触ると、やはり小ささを感じるのである。
G9のグリップは、実によくできている。ぐっと握れる安心感がある。一方S5は、ぐっと握ると言うより、ちょと遠慮がちに握る事になる。G9並みとは言わないが、もう少し大きい方が私の好みである。
次に、スロー&クイックの記録ファイル形式が、MP4になることである。通常撮影は、MOV形式で撮影しているのに、スロー&クイックでは自動的にMP4になってしまうのである。120fpsまでAFが使えることは嬉しいが、MP4になってしまうのは残念。GH5やG9では、AFは効かなくても自由にMOVが使えたのに不思議である。もし、MOVではAFが使えないのなら、MFでも構わないので、搭載して欲しいところだ。
もう一つは、動画の8bitと10bitが、メニュー内に混在していること(LUMIX機すべてがそうなっているが)。10bit動画は、家庭向けの編集ソフトでは編集できない。高価な編集ソフトが必要になる。撮影時に間違えないよう注意しているものの、ついうっかり10bitで撮影してしまったことが何度かある。10bitを8bitに変換するのは大変なので、ぜひ、メニューを分けて欲しい。
S5は、全体として素晴らしい出来栄えのカメラ。大きな不満ではないが、3点ほど取り上げてみた。
今日の静止画は、多摩川に渡ってきたヒドリガモやコガモ。10月になって群れで見られるようになってきた。3月下旬に北へ帰った渡り鳥が、またやって来たのである。毎年この季節に、律儀にやって来る彼らを称えたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿