現代の写真の流行が、より内面世界の表現に向かう事は理解できる。なぜなら現代のカメラは、連写機能に優れていて、以前より決定的瞬間を撮りやすくなったからである。誰でもが、決定的瞬間を撮れるようになり、優劣の判定が難しくなったと言えるのではないだろうか。
内面世界の表現と言うと、かなり難解に思えるが、本来写真のある部分は、芸術性を持っているので、その部分が強調される時代になったとも言えよう。
ただ、カメラ雑誌に出ている最近の評価される写真の例は、理解する事が難しいものもある。雑誌なので、大きく掲載できないので、作者の意図が掴めないこともある。その写真を見て、共感するには時間がかかりそうだ。
文学の詩の世界は、「心情スケッチ」と呼ばれる。そんな風に言える写真を撮ってみたいものだが、まだまだその域にはない。
アップ写真は、ダイサギの飛行シーン。G9はバージョンアップ後、連写(AFC)の確率がかなりよくなった。これだけ高いAFCの能力があるなら、後は撮影者がいかに被写体を捉えるかにかかっている。上手く撮れない原因を、カメラのせいにすることはできない。
(写真はクリックで拡大)
『撮影DATA』 焦点距離:400mm(35mm換算800mm) シャッターS:1/1600 F値:6.3 ISO:320 露出プログラム:マニュアル露出 使用カメラ:LUMIX DC-G9 使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 |
『撮影DATA』 焦点距離:400mm(35mm換算800mm) シャッターS:1/1600 F値:6.3 ISO:320 露出プログラム:マニュアル露出 使用カメラ:LUMIX DC-G9 使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 |
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