野鳥写真で大事なのはピント、それも眼に合っている事が大事だと思う。羽毛が解像しているとか、していないとかの理論を展開している人もいるが、私は気にしたことがない。羽毛を見るには、かなりアップで撮る必要があり、ドアップ写真をほとんど撮らないという事もある。
それと、羽毛は光の当たり具合、風などによって綺麗に写ったり、写らなかったりするものだと思う。一定の恵まれた光の中だけで、撮るのが野鳥撮影とは思わない。時には、逆光で、斜光で、ピーカンで撮る事もある。また、ずぶ濡れの姿を撮る事もある。単に綺麗とか、美しいで判断したくない。
図鑑写真なら、客観的に見せる必要があるので、美しいさ、綺麗さが求められる。時にはそうした写真も撮りたいが、できれば野鳥の生態を撮りたいと思う。生き物としての姿を収めたいと思う。
眼にピントを合わせるには、眼にストレートにピントを当てればよいが、ドアップにしないので、体にピントを当てる事を重視している。小鳥は、それで十分眼にピントが合った写真が撮れる。ただし、大型野鳥は、出来る限り眼にAFポイントを当てる必要があるだろう。
今日の写真は、多摩川で撮影したセグロカモメ。左下は、背中側から光がさしているので、背中が白く写っている。右下も右側からの光を受け、左側は影が入っている。自然の光の中で飛んでいる姿は、表現できているのではないだろうか。
(静止画はクリックで拡大)
『撮影DATA』 焦点距離:400mm(35mm換算800mm) シャッターS:1/1600 F値:6.3 ISO:640 露出プログラム:マニュアル露出 使用カメラ:LUMIX DC G9 使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 |
『撮影DATA』 焦点距離:400mm(35mm換算800mm) シャッターS:1/3200 F値:6.3 ISO:200 露出プログラム:マニュアル露出 使用カメラ:LUMIX DC G9とLX9 使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 |
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