2022年3月22日火曜日

「絞り優先(A)」で飛びものを撮る方法


野鳥の飛びもの(飛翔シーン)を撮るのに、長年マニュアル露出モード(M)で撮ってきた。最新のマニュアル露出モード(M)は、ISOオートで、シャッタースピードと絞り値を決めて撮る事ができる。まさに、理想的なモードだと思って、G9 PROでは多用してきた。



マニュアル露出モード(M)でシャッタースピード1/1600、F6.3で撮ってきたのである。たまに、天候がよい日は1/2000、1/2500くらいまで上げて撮ってきた。ところが先日、多摩川でカモ類が堰堤上部から下へ飛び降りるシーンを撮ってみたら、シャッタースピード不足が頻繁に起こった。水流の明るさでシャッタースピードが不足したのだ。1/3200、1/4000まで上げる必要があった。

そこで、その都度シャッタースピードを変えることなく撮る方法はないかと考えてみた。それで、一般的な絞り優先で撮る事を思いついた。実は、絞り優先なら、シャッタースピードの下限を決めることができるのである(冒頭画像参照)。また、ISO感度の上限も決めることができるである。このことに気づき、シャッタースピードの下限を1/1300、ISO感度の上限にしてみた。これで、カスタムモードのC2へ登録した。

これなら、いつでもモードダイヤルをC2へセットし、露出を決めてやれば、シャッタースピード1/1300以上、ISO感度6400以下で、自在に撮る事ができる。いつもの絞り優先と変わらず撮影する事が可能になったのである。


【今日の写真・動画】
今日の写真は、多摩川で堰堤の上から下に飛び降りるカモを撮ったもの。シャッタースピードは、本文で書いたように1/4000に設定して撮ったものである。
動画は、昨日アップしたもので、今日の本文の内容をそのまま動画で説明したものである。この堰堤で撮影した飛びもののスライドシューもアップしている。

(静止画はクリックで拡大)


『撮影DATA』

焦点距離:400mm(35mm換算800mm)
シャッターS:1/4000
F値:6.3
ISO:320
露出プログラム:マニュアル露出

使用カメラ:LUMIX DC G9
使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3

『撮影DATA』

焦点距離:各々
シャッターS:各々
F値:各々
ISO:各々
露出プログラム:各々

使用カメラ:LUMIX DC G9とLX9
使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3

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