昨日、DC-TZ99とDC-G99M2が発表された事を紹介した。その前機種は、TZ95DとG99Dである。TZ95Dは、2022年12月15日に発売され、G99Dは2022年10月20日に発売された機種だったが、両機ともわずか1年未満で生産終了になっていた。この事が実に不思議だった。
あまりにも短命に終わった両機だったので、もう後継機は出ないと思っていた。ところが、昨日、2機種(TZ99とG99M2)が発表されたのである。これには、内心なぜ?の文字が踊った。そして、調べてみると、その理由がわかったのである。
全ては、ヨーロッパEUの「USB Type-C」充電義務化にあったのである。詳しくは、2024年12月28日以降、EU内で販売されるすべてのモバイルデバイスに「USB Type-C」充電ポートを搭載することが義務付けられていた(2022年10月24日決定)のである。スマホはもちろんデジタルカメラも該当する。TZ95DとG99Dは新機種だったが、タイミングが合わず、この対応が出来ていなかったのである。よって、1年未満で生産終了になったと言えよう。
また、カメラに梱包されていた充電器もこの決定に影響を受けている。詳細は省くが、充電器付きカメラを発売する場合、充電機なしバージョンも発売しなければならないらしいのである。よって、多くのカメラメーカーは、充電器なしで発売している。EUのこうした決定は、自由を奪うかなりお節介なものに思える。ところが、その理由がユーザーの利便性向上や廃棄物の削減、温室効果ガス排出量の削減のためとなっているので、逆らうことはできない。何とも言いようがないのである。
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