2024年12月4日水曜日

野鳥撮影では両眼を使おう


一般的に写真を撮る場合、右眼でファインダーを覗き、左眼は閉じているイメージがある。スナップや風景撮りは、それで撮りやすい事も多い。しかし、超望遠レンズを使った野鳥撮りでは、右眼はファインダーを覗いているとしても、左眼は全体を見る方が野鳥を捉えやすい。


照準器を左側にセットしているなら、なおさら左眼で照準器を通して目的の野鳥を捕らえる必要がある。両眼視(左右を同時に使う)が得意な人は、完全両眼視と言って、左右の画像が一つに重なって見えると言う。私は時々それが出来るが、通常は左右の画像は重ならない。

よって、左眼で照準器のマークに重ねて野鳥を捕らえ、右眼でファインダーを覗き確認してシャッターを押す。この事に慣れてくると、照準器がない場合でも、両眼を使う事でうまく野鳥を捕らえられるようになる。感覚が養われるのだと思う。

左眼は閉じ、右眼だけでファインダーを覗く方法は、超望遠撮影には向かない。よって、日頃の撮影から、意図して両眼を使うようにしたい。初めは慣れないものだが、慣れるとうまく撮れるようになる。照準器が無くても、徐々に野鳥を捉えられるようになってくる。


【今日の写真】
今日の写真は、枝に止まったカワセミ。できるだけ近づいて撮ったもので、ノートリである。これ以上近づくと、驚かせてしまうので、この位置で止めた。



『撮影DATA』

焦点距離:400mm(35mm換算800mm)
シャッターS:1/200
F値:6.3
ISO:2000
露出プログラム:SS優先

使用カメラ:LUMIX DC G9II
使用レンズ:LUMIX 100-400mm/F4.0-6.3 II

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