前G9の動物認識では、野鳥の飛びものを撮るのは難しかった。超低速で飛ぶものなら、補足できたかもしれないが、認識される事が少なかったと記憶している。ところがG9 IIでは、かなり高速で飛ぶものでも補足してくれる。進化を感じる所であり、使っていて面白い。
冒頭画像は、夕日を浴びて飛ぶアオサギを撮ったもの(「今日の写真」のトリミング)。動物認識が簡単に捕捉してくれたので、撮る事が出来たものの、飛びもの撮りの基本を守らないとうまく撮れないと思う。私が飛びもの撮りの基本としている項目を挙げると次のとおりだ。
〇 レンズのフォーカスリミッターを「5m~∞」にセット(100-400mmの場合)
〇 フォーカス/レリーズ優先でAFCをフォーカスに設定
〇 横方向に飛ぶものは、動物認識で被写体を捉える時、後ろ側から追うように捉える
〇 慌てずに被写体を補足しながら、飛ぶ方向にカメラを動かして連写する
一番失敗するケースは、被写体を追わないで衝突的に連写すること、頭方向から補足する事である。こうして撮ると、シャッタースピードが死んでしまい、微妙にブレた写真になる。
大前提として、できるだけ高速シャッターにする事が大事である。
動物認識を使う事で、被写体を補足するエネルギーが半分以下になる。より多くの人が飛びもの撮りを楽しめるようになる事だろう。
動画はいつものショート。近所の公園で、オナガをG9 IIのスローモーションで撮ったもの。撮影は、4K/120Pである。
0 件のコメント:
コメントを投稿