カメラには、タイムラグがある。カメラ自体の作動と、人の反応に起因するものがある。両方で、0.4秒くらい遅れが出ると言われている。よって、カワセミが飛び立った瞬間を写す事は出来ない。そこで、シャッターを押す前を写せるプリ記録を使って、撮る事になる。
理屈を知らないと、シャッターを押していないのに、なぜ写るのかと思うかもしれない。6K/4Kフォトのプリ記録は、シャッター半押しの時からカメラが写す事をあらかじめやっていて、シャッターを押した瞬間の前1秒を記録しているのだと思う。完全な詳細は判らないが、シャッターを押した瞬間の前1秒を記録するので、撮りこぼしがないのだ。
水中に飛び込むシーンを撮るには、プリ記録だけでは撮れない。飛び込む位置をあらかじめ予測して、カメラを構えておく必要がある。カワセミは、ほぼ顔が向いている方向へダイブする。飛び込む位置を予想して、その近辺へAFを合わせて待つことになる。飛び込んでも直ぐに反応できないので、プリ記録が助けてくれる。
何処へ飛び込むか予想できない時は、照準器を使うとよい。カワセミのダイブシーン撮りは、照準器+プリ記録を使う事で、かなりの撮影が出来ると思う。
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