以前、カメラ情報サイトで、ここ5年くらいカメラの画質は、進化していないと言う記事を読んだ。確かにセンサーの各種テストを見ても、古い機種と大きな違いはない。ただし、全く進化していないわけではなく、特に読み出し速度は速くなっている。それが、ニコン
Z 9やZ 8のセンサーだろう。
しかし、かつての様に新機種が出る度に写真の画質が向上したと言う話はない。ある意味で、到達点に近いのかも知れない。LUMIX G9 PROを5年以上使っているが、画質的に劣る所はない。フルサイズと比べれば、高感度耐性は低いものの、通常撮影では困らない。ある意味で写真画質は十分に高画質になっているのだと思う。
デジタルカメラで、今何が進化しているかと言うと、やはり動画関係である。これは、センサーの画質に影響されるものの、読み出し速度やカメラの熱処理技術が大きく関わっている。FHDから4K、6Kへと進み、8Kへと進んできた。更に8bitから10bit、RAW動画まで突き進んでいる。
写真画質の面で既存のセンサー技術は、もう頭打ち。そう思うと、私の頭にはパナソニックが開発中の有機センサーが想い浮かぶ。だが、一向に完成品が出てこないので、何とも言いようがない。頓挫する可能性もある。今求められるのは、画質の向上に関わる新しい技術。どこかでそうした技術が生まれないものだろうか。
【今日の写真・動画】
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