2022年10月23日日曜日

低速で撮る野鳥撮影


一般的に野鳥撮影は、出来るだけ高速シャッターで撮る方が、失敗が少ない。うっかり低速シャッターで撮ると、動体ブレや手ブレを起こす。では、野鳥を低速シャッターで撮る方法がないのかと言えば、実はある。過去、何度か低速シャッターで野鳥を撮ってきた。


その方法は、広く認知されたものではない。多摩川の堰堤でサギを撮影中に、ほとんど動かないアオサギがいる事に気づき、それを低速で撮った事が始まりである。その後、サギ類を観察していて、1~2秒くらいなら、全く動かない時間がある事を知り、何度か低速で撮ってきた。

サギ類は、堰堤だけでなく瀬でも石の上で、動かない時間がある。佇むように動かない時があるのだ。たぶんお腹が一杯の時なのだと思う。低速で撮るメリットは、周辺の水がブレて滝や流れを低速で撮った時の様に、滑らかな描写になることにある。個人的に、とても好きな表現になる。

野鳥撮影でクリエイティブで独創的な撮影は難しい。この低速撮影方なら、クリエイティブで独創的な撮影ができるかもしれない。


【今日の写真・動画】

今日の写真は、本文で書いた事を多摩川で実践したもの。瀬でコサギが動かないので、撮ったものである。水の流れが滑らかに表現されていると思う。
動画は、今朝You Tubeで公開したもので、本文の内容をそのまま動画にしたものである。撮影手法の公開なので、ぜひ見ていただければと思う。

(静止画はクリックで拡大、動画は全画面表示可能)



『撮影DATA』

焦点距離:141mm(35mm換算282mm)
シャッターS:1.3秒
F値:6.3
ISO:200
露出プログラム:マニュアル露出

使用カメラ:LUMIX DC G9
使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3

『撮影DATA』

焦点距離:各々
シャッターS:各々
F値:各々
ISO:各々
露出プログラム:各々

使用カメラ:LUMIX DC G100ほか
使用レンズ:LEICA DG 9mm/F1.7ほか

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