2022年10月3日月曜日

野鳥撮影での露出


野鳥撮影で、適正な露出にすることは、なかなか難しい。なぜかと言えば、被写体の野鳥が小さく、周りの明るさの影響を受けるためである。特に飛びものの露出は、太陽の明るさの影響を受けるため、難しくなる。太陽の下を飛ぶ野鳥の翼の内側は、暗くなり、黒つぶれの様になる(冒頭写真)。



これは、季節によっても異なる。特に夏は、太陽が高いので、その下を飛ぶ野鳥の翼の内側は暗くなる。冬は、順光であれば太陽が低いので、翼の内側にも光がはいるので、比較的うまく撮影できる。野鳥撮影の場合は、順光で撮る方が綺麗に撮影できる。

ただし、順光がよいのは、野鳥撮影に限っての話である。風景やスナップでの順光は、あまり面白い写真にならない。平凡な写真になる可能性が高い。プロの多くが、風景やスナップでは、逆光で撮る事を勧めている。風景やスナップは、積極的に逆光で撮りたい。

野鳥撮影での飛びものは、動きが早いので、素早いカメラ操作と露出補正が必要になる。そのためには、カメラのメニューから、ワンアクションで露出補正ができるようにしておくことである。


【今日の写真・動画】
今日の写真は、多摩川で対岸を飛ぶアオサギを撮ったもの。街の建物があるので、ちょっと面白い構図になった。
動画は、本文に書いたような内容を動画にしたもの。本来の予定から一日遅れてアップしたものである。「失敗から学ぶ野鳥撮影」の2回目として露出の失敗を動画にしたものである。

(静止画はクリックで拡大、動画は全画面表示可能)


『撮影DATA』

焦点距離:400mm(35mm換算800mm)
シャッターS:1/1600
F値:6.3
ISO:400
露出プログラム:絞り優先

使用カメラ:LUMIX DC G9
使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3

『撮影DATA』

焦点距離:各々
シャッターS:各々
F値:各々
ISO:各々
露出プログラム:絞り優先

使用カメラ:LUMIX DC G100 ほか
使用レンズ:LEICA 9mm/F1.7 ほか

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