現代のミラーレス一眼は、静止画の撮影は元より高度な動画撮影ができる。フイルム時代には、それぞ別のカメラで撮影していたものが、一台で完結するのだ。それでも、ミラーレスカメラがここまで進化するには、カメラメーカーの研究開発があってのことだ。
静止画と動画を一台のカメラに同居させるには、画素数の違いが一番の障害になる。動画は、FHDで約200万画素、4Kで約800万画素なので、静止画で2400万画素のカメラは、能力を持て余す。そのまま200万画素や800万画素で撮影すれば、動画は望遠になってしまい、使い勝手が悪い。
そこで生まれたのが、動画の全画素読み出しだ。動画でも2400万画素の範囲で撮影し、カメラ内でFHDなら200画素、4Kなら800万画素にしてしまうものである。この手法には、それぞれやり方があって、どれがよいとか一概には言えない。そこにカメラ各社の技術があると思う。ただし、必要な画素だけで撮影する従来の手法も健在である。
また、動画も8K(3200万画素)の高画素で撮影出来るカメラが出現している。こうなると、全く静止画と動画の障害が無くなる。動画の1枚が静止画の1枚になる。ただし、カメラには大きな負荷がかかる。何しろ8K30Pで10分撮影すれば、3200万画素の静止画を30枚×60×10=18,000枚も撮影する事になるからだ。その発する熱は、予想を超える。熱のコントロールが、今後のカメラの優劣になる。
今日の静止画は、公園で撮影したハクセキレイ。パンくずのようなものを見つけ、嬉しそうに咥えていた。ただ、大きすぎてやや持て余し気味だった。首を回したりしながら、何とか食べようとしていた。
(静止画はクリックで拡大)
『撮影DATA』 焦点距離:400mm(35mm換算800mm) シャッターS:1/640 F値:6.3 ISO:1600 露出プログラム:絞り優先 使用カメラ:LUMIX DC G9 使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 |
『撮影DATA』 焦点距離:400mm(35mm換算800mm) シャッターS:1/640 F値:6.3 ISO:1600 露出プログラム:絞り優先 使用カメラ:LUMIX DC S5 使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 |
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