2024年8月6日火曜日

カメラは何処へ:アップスケーリングは必要なのか


今最も気になるのは、キヤノン EOS R1とEOS R5 Mark IIに搭載されたカメラ内アップスケーリングと言う技術。R5 Mark IIなら4500万画素なので、縦横で2倍の画素に拡大し、約4倍の1億7900画素の画像が得られると言う。驚くべき技術なのだが、あまりスッキリしない(文末にリンクあり)。



高画素撮影する技術は、センサーをシフトさせて撮影するハイレゾショットがある。ハイレゾの場合は、実撮影なので何の疑問も感じないが、アップスケーリングは画素偽造のような気がするのだ。AI技術なので、そんな単純なものではないと思うが、キヤノンの説明を読んでもよく解らない。

キヤノンのHPを見ると、単なる画素補完のバイキュービック補間とは、異なると説明している。しかし、過去の撮影データーを元に、「ディープラーニングによって境界部分の画素の情報も過剰に加工することなく忠実に推定と」あり、結局は一種の偽造のように思えてしまうのである。

カメラ内アップスケーリングは、トップメーカーのキヤノンの技術である。だが、撮る、撮影すると言う行為から離れてゆく気がする。他のカメラメーカーでも、多くの画像を蓄積している。よって、それを使用すればアップスケーリングは可能である。しかし、他社は追随するだろうか。しばらく推移を見守りたい。

キヤノンのHPは下記よりどうぞ


【今日の写真】
今日の写真は、G100で撮った多摩川の風景。川が小さいようにみえるが、右側は中洲で、その右側にも川は流れている。



『撮影DATA』

焦点距離:75mm(35mm換算150mm)
シャッターS:1/640
F値:7.1
ISO:200
露出プログラム:絞り優先

使用カメラ:LUMIX DC G100
使用レンズ:LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6

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