位相差AFは、作動は速いものの精度は劣る。逆にコントラストAFは、作動は遅いものの精度は高い。実は現在、各社の位相差AFは、撮像面で検出する像面位相差となり、精度を上げるためにコントラストAFも取り入れている。AFが働く最後の段階でコントラストAFを使っているのである。
像面位相差AFのメーカーは、原則として像面位相差AF+コントラストAFなのだが、コントラストAFのメーカーだとは言われない。パナソニックは、空間認識AF+コントラストAFだが、コントラストAFのメーカーだと言われる。この違いは、コントラストAFへの依存度の違いだろう。つまり、像面位相差AFが主体なのか、コントラストAFが主体なのか、の違いなのだと思う。
コントラストAFは、2回測距するのでウォブリング(画面が揺れる)がつきまとう。LUMIX機でウォブリングは、めったに起こらないが、一度レッテルを張られると、なかなか拭えない。キャノンだけは、コントラストAFを使っていない。キャノンは、デュアルピクセルCMOSAFへと進化している。
パナソニックは、像面位相差AFは画素が欠損し画質が低下するとして、敬遠している。しかし、どの程度画質に影響があるのか?よく分からない。また、現段階では、各社のAFのうち、どれが優れているのか?もよく判らない。メーカー各社は、日々技術開発をしているので、競争しながらよりよいAFを作りあげて欲しいものだ。
【今日の静止画・動画】
今日の静止画は、今日も多摩川の堤防道路で撮影したものである。ケヤキの大木が、まだ落葉せず色づいていたので、よいアクセントになった。
(静止画はクリックで拡大)
『撮影DATA』 焦点距離:20mm シャッターS:1/320 F値:16.0 ISO:500 露出プログラム:絞り優先 使用カメラ:LUMIX DC G9 使用レンズ:LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 |
『撮影DATA』 焦点距離:20mm シャッターS:1/32 F値:16.0 ISO:640 露出プログラム:絞り優先 使用カメラ:LUMIX DC G9 使用レンズ:LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6 |
0 件のコメント:
コメントを投稿