2020年12月10日木曜日

AFの特徴を知っておこう その2


位相差AFは、作動は速いものの精度は劣る。逆にコントラストAFは、作動は遅いものの精度は高い。実は現在、各社の位相差AFは、撮像面で検出する像面位相差となり、精度を上げるためにコントラストAFも取り入れている。AFが働く最後の段階でコントラストAFを使っているのである。



像面位相差AFのメーカーは、原則として像面位相差AF+コントラストAFなのだが、コントラストAFのメーカーだとは言われない。パナソニックは、空間認識AF+コントラストAFだが、コントラストAFのメーカーだと言われる。この違いは、コントラストAFへの依存度の違いだろう。つまり、像面位相差AFが主体なのか、コントラストAFが主体なのか、の違いなのだと思う。

コントラストAFは、2回測距するのでウォブリング(画面が揺れる)がつきまとう。LUMIX機でウォブリングは、めったに起こらないが、一度レッテルを張られると、なかなか拭えない。キャノンだけは、コントラストAFを使っていない。キャノンは、デュアルピクセルCMOSAFへと進化している。

パナソニックは、像面位相差AFは画素が欠損し画質が低下するとして、敬遠している。しかし、どの程度画質に影響があるのか?よく分からない。また、現段階では、各社のAFのうち、どれが優れているのか?もよく判らない。メーカー各社は、日々技術開発をしているので、競争しながらよりよいAFを作りあげて欲しいものだ。


【今日の静止画・動画】
今日の静止画は、今日も多摩川の堤防道路で撮影したものである。ケヤキの大木が、まだ落葉せず色づいていたので、よいアクセントになった。

(静止画はクリックで拡大)



撮影DATA』

焦点距離:20mm
シャッターS:1/320
F値:16.0
ISO:500
露出プログラム:絞り優先

使用カメラ:LUMIX DC G9
使用レンズ:LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
『撮影DATA』

焦点距離:20mm
シャッターS:1/32
F値:16.0
ISO:640
露出プログラム:絞り優先

使用カメラ:LUMIX DC G9
使用レンズ:
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6

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