2019年1月22日火曜日

多重露光


昨日取上げた比較明合成は、多重露出の一つと言える。各メーカーのカメラには、多重露出(多重露光)のメニューがあって、それぞれ特長がある。キヤノン機には、多重露出の中に比較明合成があるが、LUMIX機にはない。ただし、LUMIX機はカメラ内のRAW画像を使えるようになっている。


多重露出はメーカー毎、あるいは機種毎に内容が異なる。使いこなすには、内容を良く把握する事が大事である。LUMIX機の場合は、保存しているRAW画像が使えるし、自動ゲイン補正機能がある。多重露出は、露出の補正が難しいのだが、「自動ゲイン補正」をONにしておくと、カメラが適正な露出を決めて合成してくれる。

自動露出が嫌いなら、OFFにして自分で露出補正をする。しかし、上手くいかない事が多い。いろいろ撮って、傾向を掴むしかない。その過程が面白かったりするので、遊び半分でいろいろやってみると面白い。フイルム時代の多重露出は、かなりテクニックを要したようだが、デジタルは幾らでも撮り直しができる。


アップ写真は、多重露出によるもの。冒頭画像は、女性の顔に公園の木を重ねている。下の左右の画像は、ともに手を一枚目の画像に使い、その上に噴水とパイプのモニュメントを重ねたものである。

(写真はクリックで拡大)


『撮影DATA』

焦点距離:22mm(35mm換算44mm)
シャッターS:1/1600
F値:4.2
ISO:200
露出プログラム:SS優先

使用カメラ:LUMIX DC-GH5
使用レンズ:LUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6
『撮影DATA』

焦点距離:60mm(35mm換算120mm)
シャッターS:1/125
F値:5.6
ISO:320
露出プログラム:絞り優先

使用カメラ:LUMIX DC-GH5
使用レンズ:LUMIX G VARIO 12-60mm/F3.5-5.6

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