2025年7月26日土曜日

完璧なカメラは面白いか?


世の中に、完璧なカメラは存在しない。カメラ各社は、完璧に近づけるため日々努力しているが、そう簡単に完璧なものは作れない。AIの技術は、それを叶える道になるだろうが、その果実はまだまだ先だと思う。カメラの画像や映像を評価するのは、最終的に人間の眼であり、感性である。よって、AIによる処理をどこまで許容するのかの問題もある。


今のAFは、MF時代に比べると圧倒的な精度と速度を持っている。それでも、更にその先を求める。被写体の自動認識、検出、AFの精度はAIによって、更に高速になり、アッと驚くようなAFが出てくると思う。

ただし、カメラが際限なく進歩しても、自分が撮った、撮影したと言う感覚が大事だと思う。それが無くなる、味わえなくなら、それはもはやカメラではない。カメラと言うロボットを使っている事になってしまう。無味簡素な写真や映像になる事だろう。人間の感情とAIのうまい着地点が、何処かにあるのだろうか。


【今日の写真】
今日の写真は、カワセミだが、冴えない色合いをしている。夏場のカワセミにみられる特徴である。たぶん、子育てに追われて、やつれているのではないかと思う。



『撮影DATA』

焦点距離:150mm(35mm換算EXテレコン420mm)
シャッターS:1/800
F値:6.3
ISO:500
露出プログラム:SS優先

使用カメラ:LUMIX G100
使用レンズ:LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6

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