2024年11月6日水曜日

LUMIX G9II:発売から1年で思う事


LUMIX G9IIが、発売から一年が経過した。いいカメラなのだが、大ヒットする事なく何となく、それなり売れている感じであまり冴えない。OM DigitalのOM-1の方が先に発売されたので、ユーザーを持っていかれた面もある。一番の要因は、位置づけ、性格付けが曖昧だったことにあるのではないだろうか。


一つは、やはりフルサイズのS5IIと同じボディを使った事があると思う。同時開発していたと言う理由で同じボディと言うのは、ほとんど説得力がない。誰がそれを決定したのか、反対はなかったのか、と思うと未だに納得できない所がある。少し変える事は出来たはずである。

二つ目は、GH6とほぼ同じ動画機能を盛り込んだ事である。像面位相差をマイクロフォーサーズで初登載するので、暫らくGH7の肩代わりをさせられた感じがする。私は動画を撮るが、使いこなせないもの、オーバースペックなものがかなりある。それよりも、6K/4Kフォトを載せてくれた方が、よかったと思う。

G9IIで一番評価しているのは、自動認識AFの進化と超高速連写、プリ記録である。精度等、まだ足りない所はあるものの、実用性はかなり高い。ただ、これを使わない人には、G9IIのよさは判らない。今更、G9IIのよさが理解されて、ヒットすることはないと思うが、バージョンアップ等で訴求する事はできると思う。


【今日の写真】
今日の写真は、いつものカワセミ。魚を捕獲できていないダイブシーン。カワセミは、一度ダイブすると、何度もダイブするので、そこを如何に撮るかが撮影のポイントだろう。



『撮影DATA』

焦点距離:137mm(35mm換算274mm)
シャッターS:1/1300
F値:5.6
ISO:2500
露出プログラム:SS優先

使用カメラ:LUMIX DC G9II
使用レンズ:LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3 II

0 件のコメント: