カメラには、いろいろな撮影ジャンルがある。私も風景、花や植物、生き物、野鳥、スナップなどを撮ってきた。中でも、野鳥撮影に一番時間を使っていると思う。先日は、多摩川で飛翔シーン(飛びもの)を中心に撮影してきた。撮影しながら、楽しさ、充実感を深く感じた。そして、至福の時間だなとしみじみ思った。
人生の中で、こうした幸福感を感じられる時間はそう多くない。いろいろな束縛を忘れ、飛んで来る野鳥探しに夢中になる。右から左へ、左から右へ、コサギやカワウが飛び、時々ユリカモメが飛んで来る。川面では、冬鳥のカモ類が、懸命にエサ探しをしている。
眼で飛ぶ野鳥を追いながら、撮影できそうだと思ったシーンでは、カメラを構え、飛翔ラインにカメラを振りながら、シャッターを切る。撮影出来たことを確信しながら、次の野鳥を探す。
夢中になり、充実した時間を過ごす。カメラ趣味で、こうした至福の時間を感じられる事は、実に有り難い。野鳥撮影で、いつも充実した時間を過ごせるわけではない。目的の野鳥に出会えなければ、腐る事は多々。ただ、時としてこうした至福の時間を、感じることができるのである。私に、至福の時間をくれる野鳥たちに感謝である。
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