カメラの進化と撮る楽しさ

撮りたいものが自在に撮れるカメラ。それは、進みつつあるAI化によってかなり実現される事と思う。その開発進化は、もう必然なのだろう。ただし、そこに一つ注文したい。それは、単純に自在に撮れるカメラではなく、AIによって撮る楽しさを導き出して、付加することである。

何事も楽しくないものは、長く使えない。現代のカメラは、AIによる自動認識の方向へ単純に進んでいるように思える。人の認識から始まり、眼や瞳、動物、鳥、車、列車、飛行機など認識対象を広げつつある。撮影者は、粗々の構図を考えシャッターを押せばよい所まで来ている。

この後は、シャッターを押さなくてもカメラが勝手に撮ってくれるようになるかも知れない。何処かで、AIに人が使うカメラの「撮る楽しさ」を何処に設けるべきか、しっかり分析させて欲しい。もし、自動的に自在に撮れるカメラが、楽しいカメラだと分析するなら仕方ない。その方向へ進むしかない。

ただ、逆もあるかも知れない。AIによる自動化ではなく、人が認識して撮るカメラを提案するかもしれない。きっと、AIとて撮る楽しさを付加するよう命じれば、単純な自動化の答えは出さないと思う、AIの時代は嫌でもやって来る。単純なAIの使い方から、AIを本当の意味で使いこなす時代になって欲しい。


【今日の写真・動画】
今日の写真は、多摩川の水面近くを飛ぶオオバンである。もカルガモの飛行シーン。
動画は、いつものショート。ツバメのダイビングシーンを、G100＋45+175mmでスローモーション撮影したものである。撮影の難易度はかなり高い。照準器を使い、何とか撮る事が出来たものである。

（静止画はクリックで拡大、動画は全画面表示可能）

『撮影DATA』 焦点距離：400mm（35mm換算800mm） シャッターS：1/1600 F値：6.3 ISO：400 露出プログラム：絞り優先 使用カメラ：LUMIX DC G9 使用レンズ：LEICA DG 100-400mm/F4.0-6.3	『撮影DATA』 焦点距離：各々 シャッターS：各々 F値：各々 ISO：各々 露出プログラム：各々 使用カメラ：LUMIX DC G100 使用レンズ：LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6