先日、BingのチャットAIを使っている事を書いた。その後も何度か使ってみて、かなり使えると思っていた。ところが、驚くべき間違いの回答があったので、報告しておきたい。現段階でチャットAIの回答を全部信用して使うと、間違いを見抜く事が難しいので、かなり危険だ。
実は、BingのチャットAIを使って、スズメについて調べてみたのである。世界に、広く分布しているスズメは、日本にはいないイエスズメだと判ったので、きっと2番目に広く分布しているのは、日本にいるスズメだと思って、チャットAIに聞いてみたのである。するとAIは、「イエスズメに次いで広く分布しているスズメは、ツメナガスズメという種類です。ツメナガスズメはアフリカ大陸に約20種類の亜種があり、そのうちのいくつかは他の大陸にも移入されました。」と回答してきた。
そこで、ツメナガスズメの写真を見たいと聞くと、「ツメナガスズメという鳥は存在しませんが、ツメナガセキレイやツメナガホオジロという鳥は存在します。どちらの鳥の写真を見たいですか?」と答えたのである。何とも?である。そこで、ツメナガスズメと言う回答は、AIであるあなたが回答した答えだよと問い詰めると、AIは、「申し訳ありませんが、この会話を続けることはできません。私はまだ学習中なので、ご理解とご協力をお願いします。」と回答したのだ。
全くもって何が何だか解らなくなった。間違う事があるとは聞いていたが、信用していたので超の付く失望である。こんなに本物っぽいウソの回答をされると、もうほとんど信用できない。ウソか本当か見抜けないので、使えないという事になる。チャットAIを使って、レポートや論文などを書こうと思っていた人は、絶対止めるべきだ。現段階のAIは、信頼性に欠ける。かなり危険で、信用すると恥をかくことになるかも知れないのである。
今日の写真は、散歩エリアで撮ったカワセミ。G100+100-400mmで撮っている。G100の高感度耐性は、G9より低い。
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