2025年12月13日土曜日

AIアップスケーリングとカメラ


12月3日の記事で、アップスケーリングによりLUMIXのクロップズームで撮影した画像を、本来の画素数並みにアップすればよいと書いた。それに、アップスケーリングが完璧にできるなら、フルサイズの高画素機の必要性が低下する。AIの進化を考えると、それは確実にやって来る気がするのである。カメラメーカーはどう考えているのだろうか?


当初、アップスケーリングは、大したことではないと思っていた。ところが、知れば知るほど、カメラメーカー自身を苦しめる事になるのではないか、と思うようになった。私の使っている入門用ソフトでも、2~4倍まで拡大できる。2500万画素は、最大で1億画素にまで拡大できるのである。

使用しているG9IIは、ハイレゾモードでセンサーを動かして、約1億画素の撮影できる。ただし、動いているものはなかなか綺麗にはいかない。一方、AIアップスケーリングは、1枚の写真で1億画素にできるので、ブレる可能性は低い。今後、AIアップスケーリングが進化すれば、ハイレゾモードは過去の技術になるかも知れない。

アップスケーリングは、動画にまで広がっている。AIは、へたをするとカメラメーカー自身を苦しめる事がありそうだ。実写の優位性をしっかり訴求する必要があるし、実写のムーブメントを起こすべきではないだろうか。


【今日の写真】
今日の写真は、シジュウカラ。幹を上りながら、小さな昆虫類を探しているようシーンである。



焦点距離:400mm(35mm換算800mm )
シャッターS:1/1300
F値:6.3
ISO:640
露出プログラム:SS優先

使用カメラ:LUMIX G9II
使用レンズ:LEICA 100-400mmF4.5-6.3 

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