2025年12月3日水曜日

AIアップスケーリングを考える


アップスケーリングとは何か?簡単に言えば、画像拡大だが、ちょっと判りづらい。例えば、冒頭画像は800×600の画像だが、これを4倍の3200×2400のように大きくすることを言う。通常拡大では、単純に画素が拡大するだけなので、ボケた画像になる。AIによるアップは、ディテールやテクスチャを「推測」し、より自然な形で生成する。


よって、精巧な画像になるのである。私の使っている初心者向け「PhotoDirector 365」にもアップスケーリングはある。先日使ってみると、なかなかの精度で綺麗に拡大してくれた。使えるレベルではないかと思う。

ただし、何に使うのか迷う。印刷をする訳でもないので、画像を拡大しても用途がない。SNS用なら、小さいままでよい。そこで思いついたのが、クロップズーム画像の拡大である。クロップズームは、画像サイズを小さくする事で、望遠倍率アップをしている。アップスケーリングを使えば、これを元の画像サイズにできるのである。

もし、LUMIXがカメラ内アップスケーリングを考えているのなら、クロップズーム画像を元画像のサイズにできるようにすべきだと思う。もし一瞬のうちにこれができるようになれば、望遠力が格段に上がる。一種の望遠革命になると思う。当初は、カメラ内RAW現像のように撮影後の処理でよいが、搭載できれば面白いと思う。


【今日の写真】
今日の写真はエナガ。おしりを向けられてしまったシーンである。



焦点距離:400mm(35mm換算800mm )
シャッターS:1/1300
F値:6.3
ISO:6400
露出プログラム:SS優先

使用カメラ:LUMIX G9II
使用レンズ:LEICA 100-400mmF4.5-6.3 

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