2025年8月8日金曜日

LUMIX G9IIで野鳥の飛びもの撮影


野鳥の飛びもの撮影にはコツがある。そのコツを無視して、カメラ批判をする人が結構多い。うまく撮れない原因をカメラのAFの所為にするわけだ。たぶん多くのカメラメーカーのAFは、野鳥の飛びものを撮れるレベルにあると思う。私の使っているLUMIX G9IIもしかりである。


飛びもの撮りで一番間違っている撮り方が、カメラを振らず、その場で連写すること。高速で飛ぶものほど、その場で連写してもブレ写真になる。モータースポーツの流し撮りのように、被写体にAFを合わせたら、同じスピードでカメラを振って連写することである。コツを掴むには、一般道で車の流し撮りをするとよい。

そして、カメラの基本的な設定である。LUMIX機は、AFCのフォーカスレリーズの初期設定が、バランスになっている。私の経験では、バランスだとボケ写真を量産する傾向がある。よって、フォーカスに設定した方が歩留まりがよいと思う。シャッターが切れない場合もあるが、ピント精度はこの方がよい。

あとは、ファインダーで如何に野鳥を捉えるかである。これは、照準器を使う方が効率がよい。高倍率に慣れると、照準器なしでも捉えられるが、あった方が失敗が少ない。私の場合は、手づくりの簡易な照準器を使っている。


【今日の写真】
今日の写真は、ツバメの飛翔シーン。高速で飛ぶツバメは、方向や速度が変わる場合が多く、かなり難易度が高い。



『撮影DATA』

焦点距離:318mm(35mm換算クロップズーム636mm)
シャッターS:1/2000
F値:5.8
ISO:400
露出プログラム:SS優先

使用カメラ:LUMIX G9II
使用レンズ:LEICA 100-400mm/F4.0-6.3

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