CMOSセンサーながら、高速な読み出しができる積層型センサー搭載機が徐々に広がりつつある。流れを作ったのは、ニコン。Z9から始まり、Z6では部分積層型を出して来た。LUMIXもこれに負けじと、今月発売されるS1IIのセンサー(イメージ画像)は、部分積層型を搭載している。
S1IIのHPにあった画像は、イメージ図だがセンサーの上下に特別な回路があるように見える。実際のセンサーがこういう形かどうかは解らないが、上下に線上の回路が見える。これが部分積層で、これによって読み出し速度をアップしていると解釈できる。原理は、電圧をアップするのだろうか?
積層型センサーは高速で読み出すので、ローリングシャッター歪みが軽減される。夢のセンサーに近いが、一方で高感度域でノイズが出やすい。LUMIX S1IIでは、ダイナミックレンジブーストを登載していて、この弱点を克服している。テストした海外レポートを見ると、素晴らしい画質だと絶賛している。
ただし、気になるのは価格。一般センサー機より割高である。発売済みのニコンZ6は、やはり、価格を下げざるを得ない状況になっている。それほど芳しい売れ行きではないのだ。果たして、LUMIX S1IIは、どこまで売れるだろうか。ユーザーとしては、大いに売れて、次の開発につなげてほしいが、どうだろうか。
【今日の動画】
今日の動画は、本文に書いた内容を含む動画である。S1IIとS1IIEを紹介するとともに、私の感想を述べたものである。何度も掲載済み。
『撮影DATA』
焦点距離:各々
シャッターS:各々
F値:各々
ISO:各々
露出プログラム:各々
使用カメラ:LUMIX DC G100
使用レンズ:LEICA 9mm/F1.7
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