2025年11月20日木曜日

AIの時代:カメラによる実写はどうなる?


AIの進展によって、とても難しい時代が来たと思う。ニュースによれば、AIを親友にしたり恋人にする人まで現れていると言う。AIは、質問すれば実にフレンドリーに回答してくれる。信頼するのは解らなくもないが、実に困った時代だと思う。単に利用すればよい時代ではない気がする。


AIは、画像生成も得意である。生成AIにお願いすれば、かなり質の高い画像を生成してくれる。実は、昨日「カワセミが水中から魚を咥えて飛び出す画像」を依頼してみた。すると、何度か繰り返すうちに、下記の画像を生成してくれた。



これは、最初に生成されたものが、AI臭い画像だったので、写真で撮ったような自然な描写にしてくれと頼んで出て来た画像である。よく見ると、ピントが合い過ぎて、硬くて自然さに欠ける。あまりにも硬質過ぎる。写真としては評価したくないが、文章で依頼すれば、簡単にこうした画像が出てくる時代になっているのである。

こうした生成画像を見ると、各カメラメーカーは、AI利用について戸惑っているのではないだろうか。AIを使えば使う程、カメラ本来の実写から離れてゆく。個人的には、生成的な要素を、カメラに入れるのは、止めるべきだと思う。AI処理は、PC上のソフトでやるべきである。カメラは、センサー、エンジン、レンズの描写力で実写に拘るべき。生成AIを利用してみて、つくづくそう思うのである。


【今日の写真】
この写真もAIで生成したもの。ルリビタキやジョウビタキの雌に似ている。かなり自然な写真に近いので驚く。ただし、拡大して見ると、羽毛の描写に自然さがない。



0 件のコメント: